ボランティア活動とは
「おたがいさま」という気持ちをもって、小さな実践を積み重ねていくことをボランティア活動といいます。
「おたがいさま」という言葉の中には、
- だれが上で、だれが下という気持ちがない。(対等で民主的)
- 強制されてやるのではない。(自発性・自主性)
- 見返り・報酬を期待しない。(無償性)
- 自分と他者(仲間や社会)との関わりを大切にする。(社会性・福祉性)
という意味が込められていると思います。
一般的には、自発性・無償性・社会性を指して三原則といいますが、このすべてを私たちが日常的に使う「おたがいさま」という言葉はもっています。
さらに、「おたがいさま」という言葉以外にも大切にしたいことがいくつかあります。
- 無理なく続けること(継続性)
- 前向きな気持ちを持つこと(開拓性・創造性・先駆性)
- 柔らかな発想をすること(柔軟性)
いずれも、ごく普通のあたりまえのことばかりです。つまり、その気になれば誰にでもできる活動、それがボランティア活動です。
さあ、始めてみましょうボランティア。 あなたの記念すべき第一歩は社会福祉協議会のボランティアセンターが応援します。
ボランティア活動を始める前の知っておきたい心がまえ10カ条
①自分にあった身の回りのことからてがけましょう
私たちの身の回りには、身近な問題が顔を出しています。身の回りに目を向け、自分に合ったことから始めましょう。
②相手のニーズ(求めること)に合わせて活動しましょう
相手の自立を妨げるような行動はさけ、相手の立場にたってものごとを考え行動しましょう。
③無理のない計画をたてましょう
自分やグループの力量にあわせて無理のない計画をたて、細く長く自分の生活のリズムに組み入れた活動にしましょう。
④約束は守りましょう
ボランティア活動は人と人との信頼によって成り立つものです。活動の場での約束や知り得た情報は必ず守り、責任ある行動をとりましょう。
⑤秘密は守りましょう
ボランティア活動を通して、いろいろな人の悩みや問題の相談を受けることも多くあります。しかし、個人のプライバシーに関することは決して他言しないことです。秘密を守ることは、活動における信頼関係を深めることに不可欠です。
⑥たえず学習し、自分を成長させましょう
ボランティア活動を続けると、いろいろな問題にぶつかります。活動の反省をし、評価を行い、次の活動がより効果的に行われるように繰り返し学習をしましょう。
⑦宗教や政治活動とは区別しましょう
自分の信仰している宗教や、支持している政党などを、相手に勧めたり強要してはいけません。信仰の自由、思想・信条の自由をお互いに守り、尊重しましょう。ボランティア活動は、人権尊重そのものであるという重い意味をかみしめましょう。
⑧謙虚さも大切にしましょう
ボランティア活動は、押し付けになればかえってマイナスです。けっして“してあげる”という発想ではなく、協力者であり援助者であるという立場でたえず尋ねる姿勢、学ぶ姿勢は必要です。
⑨まわりの理解と協力を得ておきましょう
家族の理解と協力を得ておきましょう。また、職場、学校などで理解と関心をもってもらうことが、ボランティアの輪を広げることにもつながります。
⑩安全対策に十分配慮しましょう
万一の事故に備えて安心して活動できるように活動場所の点検や、事故が起こった場合などの対応を学習することも必要です。
その他、これからボランティアを始めるにあたり、以下のファイルに役に立つ情報が載っています。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ボランティア活動の際に気をつけるポイントを下記のファイルまとめました。
活動の際の参考にしてみてください。
コロナ禍におけるボランティア活動に関して、ボランティア依頼者(活動先)へお渡しするためのチラシ(ひな形)も作成しました。以下のファイルを参考にしてみてください。
このページの内容に関するお問い合わせ先
ボランティアセンター
電話番号:052-911-3180 ファクス番号:052-917-0702